Amazonといえば最大手の通販サイト…はもう昔の話!
秒で元が取れるサービスで有名なAmazonプライム(プライムビデオ、 Prime Musicなど)を筆頭に、家族向けや学生向けのサービスも充実し、総合エンタメ・ショッピングサービスとして敵なしの状況です。
Amazonの各種サービスは、本拠地アメリカで展開してから日本に上陸する流れが定番です。
2017年4月より新たな通販サービス『Amazonフレッシュ』が日本に上陸しました。
乳製品や野菜、肉など、これまで通販サイトでは扱いづらかった『生鮮食品』中心のラインナップがポイント!
この記事ではAmazonフレッシュの基本的な使い方とともに、Amazonフレッシュのメリット・デメリットや注意点もあわせて解説していきます。
Amazonフレッシュの基本情報
AmazonフレッシュとAmazonパントリーの違い、料金体系、配送エリアなど
さて、食料品を中心に扱ったサービスとして、AmazonはすでにAmazonパントリーを展開しています。
Amazonフレッシュも食品の他に雑貨やキッチン用品、ヘルスケア用品も扱っており、サービスが少しかぶっていますが、一番の違いはやはり生鮮食品中心のサービスということです。
商品ジャンル以外での違いは以下の表にまとめました。
項目 | フレッシュ | パントリー |
Prime加入 | 必須 | 必須 |
月額費用 | 500円 | ー |
配送手数料 | 500円/回 (6000円〜無料) | 290円/箱 1箱56/28/36cm 12kg/箱未満 |
配送地域 (2017.6) | 東京18区2市 千葉市川、浦安市 神奈川川崎市 (一部を除く) | 全国! ※東京、北海道、島根 九州の一部を除く |
配送時間 | 8〜24時で指定可 最短4時間後! | Primeと同様 |
こう見ると、それぞれの特徴がわかりますね!
生鮮品中心のAmazonフレッシュは配送エリアがかなり狭い(拡大予定??)ものの、配送時間の幅、スピードが尋常じゃないですね…
2時間間隔で指定でき、夜遅くの受け取りも可能、さらには購入予約から最短4時間で届くという物流をフルに活用したサービスです…!
Amazonパントリー同様、Amazonプライムの加入が必須ですが、パントリーと異なり、別途500円/月の利用料がかかります。
配送手数料は500円ですが、6000円以上の購入で無料となります。これは少し高いかな?
野菜などを大きなサイズで買いたい家族向けのサービスでしょう。
時間指定が細かいので、料理イベントなどで大量の生鮮食品が必要な時も便利ですね。
Amazonパントリーは大きさ&重さが割り当てられた商品を箱に商品を詰めていく少し珍しい購入形態です。僕が使用した時は1箱をフルに詰めて3000円程度でした。
配送日時は通常のAmazonプライムに近いですね。サービス開始当初は日時指定ができなかったのですが。
(ほぼ)全国が配送エリアとなるので、Amazon Freshと違って多くの地域で利用できます。
さて、こう見るとAmazonフレッシュの活用シーンはかなり限定的になりそう!?
使い方を説明した後に、少し掘り下げていきましょう!
Amazonフレッシュの使い方
Amazonフレッシュ | 生鮮食品、日用品・雑貨、専門店グルメ
Amazonフレッシュのページを開くとまず、郵便番号を入力するポップアップが開きます。
ここに自分の郵便番号を入力すると…
クッソ!!
僕は東北の田舎民なのでもちろん配送範囲外です(^p^)
現在の配送地域は首都圏の一部だけ。郵便番号を入力してOKなら、まずは30日間の無料サービスを試しましょう!
Amazonフレッシュの基本的な流れは、
- 配達日時を指定する。
- 制限時間内(1時間)で買い物を済ます。
- カート内の荷物を確定させ、購入手続きに進む。
という流れです。
Amazonフレッシュで買い物をスタートすると、
このように配送日時を『予約』することができます。
買い物中はこのように残り時間が右上に表示されます。
1時間を特に短いとは感じませんが、買いたい生鮮食品をある程度決めておくとスムーズでしょう。
日常と同じように、Amazonフレッシュに買い物に行って帰ってくる感覚ですね。笑
ただし移動時間はかからず、重たい荷物も無い…と。
Amazonフレッシュの取り扱いアイテム一覧
Amazonフレッシュで扱っているジャンルをまとめました。
(公式サイトのカテゴリをこのサイトで整理したものです)
生鮮食品↓ | |||
野菜 | 果物 | 肉類 | 魚介類 |
食品・飲料↓ | |||
卵・乳製品 | パン | ジャム類 | 発酵食品 |
惣菜 | 米 | 冷凍食品 | 麺・乾物 |
レトルト | 粉類 | 缶詰 | 菓子 |
アイス | 調味料 | 練り物 | ドリンク |
その他↓ | |||
ヘルスケア | 化粧品 | ベビー用品 | 料理用品 |
こう見ると本当に百貨店そのものですな…
Amazonフレッシュってお得なの?
ざっと価格を見ると、希望小売価格そのまま〜20%引きといったところです。
販売価格は及第点かな?スーパーのセール品と比べると見劣りしますね。
ただし、お得なキャンペーンが定期的に開催され、生鮮食品2000円以上の購入で30%オフなど、Amazonらしい『マジかよ』な価格破壊セールも見られます。
また『新鮮市』というイベントは毎週火曜、木曜に開催され、契約農園や市場で仕入れた野菜、鮮魚を販売しています。
他にも、有名精肉点や有名パティスリー(堂島ロールのモンシェールなど)のアイテムも取り扱っており、まさに『百貨店』をネット上に再現した形…
”時は金なり”を意識している人は、一度無料体験をおすすめします。
もしかすると『買い物に行く』こと自体がかなり少なくなるかも…?
Amazonフレッシュのココに注意!
まずは無料体験から!『自動更新』なので退会方法も要チェック!
Amazonプライムの各サービスには無料体験期間(だいたい1ヶ月)がありますが、いずれも無料期間を過ぎると自動で本会員に更新されてしまいます。Amazonフレッシュも例外ではありません。
お試しで『違うな…』と思った人向けに、退会方法をまとめました。
Amazonフレッシュの退会は少しわかりづらいところにあります。
Amazonプライムのアカウントサービス→Amazonプライム会員情報に進んでください。
すると、このような『会員特典』の画面の進みます。
”フレッシュ会員情報の確認・変更”のリンクから無料期間終了後の自動更新を停止できます。
自動更新を停止しても30日間はサービスを利用可能なのでご安心を!
Amazonフレッシュってキャンセルできるの?
Amazonフレッシュで購入した商品も、購入後にキャンセルできますが、配送手続きが終わるとキャンセル不可となるので注意しましょう!
特にAmazonフレッシュは当日到着もあるサービスですので、買い物・即配送みたいな状態になることも。購入確定前には買い物かごのアイテムを確認しておきましょう!
配送エリアの範囲に注意!現在拡大中だが…
それにしても…新サービスとしてリリースした割にはあまりにも配送範囲が小さいですね…。
Amazonフレッシュ開始当初は東京都港区、千代田区、中央区、江東区、墨田区、江戸川区の6地域のみでした。
現在は、東京都の18区、狛江市、調布市、千葉県の市川市、浦安市、神奈川県の川崎市まで配送エリアが拡大しました(千葉、神奈川は一部地域を除く)。
いずれも都心からアクセスが良く、物流が整った地域です。
それにしても、2時間おきの指定で24時までとは…
ヤマト運輸が当日配送から撤退したりと、日本の物流サービスとの関係は順調ではないようですが、今後このサービスを拡大する上で、どのように物流を整えていくのでしょうか?
Amazonフレッシュは布石? 『生鮮食品』に手を出したAmazonの展望とは…
現在、ネット通販で扱われる荷物、販売額はとにかく巨大です。
労働環境の問題が解決すれば、物流会社はどんな手を使っても取りたい案件です。
Amazonが生鮮食品、Amazonフレッシュを各国に展開しているのは、Amazonが小売産業に進出したい意思の表れと言われています。
アメリカでも日本同様、小売産業はシュリンクしつつあります。
そんな中、2017年6月にAmazon社が8000億ドル規模の米スーパーマーケット企業(Whole Foods Market|ホールフーズ・マーケット)を買収したことが発表されました。
巨大な倉庫という圧倒的武器をベースに、レジを廃止した効率型店舗であるAmazonGOや、小売企業の買収など、Amazonがビジネスジャンルの枠を超え『市場』そのものを支配しようとしているのが伝わってきます。
日本は小売点、特に地方の百貨店、スーパーに関してはテクノロジーの進歩が遅く、非効率な業務形態で利益を出しづらい状態が続いています。
こうなるとAmazonが付け入る隙だらけ…もしかするとAmazonフレッシュという『様子見』を経て、日本の小売業界に本格参入?という未来を妄想してしまいます。
おわりに:Amazonフレッシュって結局『アリ』なの??
- 生鮮食品のバリエーション、価格は及第点!
- 日用品やヘルスケアなど、百貨店、スーパーにあるアイテムはカバー済!
- キャンペーン、セールをうまく利用すれば、小売店舗よりかなり安く利用可能!
- 6000円という送料無料ラインと、月額500円をペイできる量・頻度で買い物するかが鍵!
- 配送日時の範囲が広く、荷物が届くスピードも驚異的!
以上がAmazonフレッシュのまとめです。
サービスのメリット・デメリットだけで見れば、一定以上の価格で買い物する世帯の方は、試す価値は大いにあり!と考えます。
逆に単身や2人暮らしでは持て余すサービスですね。
興味のある方はAmazonフレッシュの無料体験を是非いちどお試しください!